こんにちは。当ブログ「投資の学校【NISA & FIRE】」をご覧いただきありがとうございます。
今回は、FANG+に全振りしている私が、**「いつ売るのか?」「どう暴落に備えるのか?」**というテーマで、リアルな戦略をお伝えします。
新NISAの非課税メリットを活かすには、ただ買うだけでなく「売るタイミング」が超重要です。特にFANG+はボラティリティが高いため、出口戦略を持っていないと利益を逃すリスクも大きいのです。
現在の投資状況:FANG+に全額一括投資
私は2025年の新NISA成長投資枠240万円を、FANG+に全額一括投資しました。さらに、つみたて投資枠ではオルカンに120万円を一括投資しています。
FANG+は超成長株の集合体。AI、半導体、クラウド、メタバースなど、世界を変える技術に関わる企業ばかりです。
リターンを狙うならFANG+。守りはオルカンに任せ、成長投資枠は“攻め”の配分にしています。
結論:売るタイミングは“暴騰時 or FIRE直前”の2択
FANG+の売却タイミングとして、私は以下の2つのパターンを想定しています。
パターン①:バブル的な暴騰が来たときに一部利確
FANG+は過去にも短期間で急騰する局面がありました。今後も、たとえば2029年や2033年に仮想通貨やテック分野でバブル的な盛り上がりが起きた場合、FANG+も同じタイミングで上昇する可能性があります。
これは「直接の連動」ではなく、米国のリスク資産全体に資金が流れ込む“リスクオン環境”で同時に動く傾向があるという意味です。
具体的には、以下のようなシグナルを注視しています:
- 短期間で+100〜150%の急騰
- 株価がヒートマップで真っ赤(過熱感)
- PERが割高で、明らかに“買われすぎ”の水準
- SNSやメディアが「今が買い!」と煽り出す雰囲気
こうした**「誰もが強気で楽観している瞬間」**が来たら、私は一部を利確する予定です。
利確した資金は、
- キャッシュポジションの増強
- 暴落時の買い直し資金
- 高配当ETFや債券へのシフト に使います。
パターン②:FIRE直前に安全資産に移行
私は58歳でFIREを計画しているので、55〜57歳の間にFANG+の保有比率を段階的に減らす戦略をとっています。
具体的なアクションは以下のとおり:
- 毎年10〜20%ずつFANG+を売却
- 同時にVYM、SCHD、BND、AGGなどに買い替え
- FIRE時点でキャッシュを生活費3年分確保(約1,000〜1,500万円)
この移行フェーズでは、以下を意識しています:
- 税金ゼロ(NISA枠内)での売却
- 配当と債券のインカム収入で“生活の土台”を作る
- 株式はボラティリティが大きいため、老後資金としては徐々に比率を下げる
FANG+が含み益ならもちろん最高ですが、万一低調でも“全体ポートフォリオとしては守り切れる”形にします。
非課税のNISA口座と「売却」の注意点
NISAの最大の利点は「売却益が非課税」ということですが、一度売った非課税枠は復活しないという落とし穴があります。
つまり、2025年に240万円投資したFANG+を2028年に売ってしまえば、
- 売却益には税金がかからない(◎)
- でも、もう同じ240万円枠に再投資できない(×)
長期で育てて非課税で資産を温存するという観点では、「売らずに保つ」のもまた戦略です。
FANG+の暴落対策:私の具体的プラン
FANG+は上昇時のリターンが大きい反面、下落時のダメージも大きいです。だからこそ、「暴落時にどう動くか?」が最重要です。
私は以下の3つのルールを設けています。
① 暴落中は“絶対に売らない”
これは鉄則。下がった時に感情的に売ると、必ず後悔します。
むしろ、現金ポジションを残しておくことで、
- ナンピン買い
- 新規でS&P500などに分散投資 という選択肢が持てます。
② 年1回のリバランスで比率調整
FANG+が資産全体の半分以上を占めたら、利益が出ていてもリスク過多になります。
毎年、以下のようにポートフォリオを見直します:
- FANG+が全体の40〜50%以内になるよう調整
- 増えすぎた分はオルカンや債券ETFへ振替
- 含み損ならそのまま継続保有
③ FIRE3年前からは“守りに全振り”
FIRE後に暴落して生活資金が足りない…という事態だけは避けたい。
そのため、FIREの3年前(55歳)からは:
- FANG+を20〜30%ずつ売却
- キャッシュ比率を徐々に増やす
- 生活費3年分の現金+配当ETFで生活防衛ラインを作る
このようにして、「暴落が来ても生活が揺るがない体制」を作っておく予定です。
私のFANG+出口戦略(年齢別の行動計画)
年齢 | 年度 | 行動 |
---|---|---|
48歳 | 2025年 | FANG+全振り(240万円一括) |
50歳 | 2027年 | 上昇局面なら一部利確、下落時は継続保有 |
53歳 | 2030年 | 年1回のリバランス、配当ETFへの移行を開始 |
55歳 | 2032年 | 毎年20%ずつ売却、安全資産へ移行 |
58歳 | 2034年 | FIRE本番:高配当+債券+キャッシュで生活安定化 |
まとめ:FANG+を“買ったあと”が本当の勝負
FANG+は夢があります。私自身、成長投資枠を全額FANG+に賭けて、人生を変える1手にしたいと思っています。
ですが、それは「売る戦略が明確にあるからこそ成立する投資」です。
- バブル的な急騰が来たら一部利確
- FIRE前に計画的に安全資産へ移行
- 暴落時は冷静にホールド
この3本柱を実行することで、FANG+の魅力を最大限活かしながらFIRE達成に近づいていきます。
次回予告
次回は、「FIRE後の生活費30万円で本当に暮らせるのか?」というテーマで、支出内訳と節約テクニックを詳しく紹介します!
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